民泊ビジネスを行う場合、2016年4月以降、大阪などの国家戦略特区などでは許可申請を行うことで、合法的に民泊ビジネスを行うことができるようになります。今回は、民泊許可申請における注意点と民泊ビジネスを行うにあたり役に立つ英語を書いていきます。民泊ビジネスを考えている方の参考になれば幸いです。
民泊ビジネス主たる対象になる外国人宿泊者数は?
観光庁の「宿泊旅行統計調査」によると平成26年度における外国人の宿泊者数は4482万人泊とされています。また、このうち近畿地方における外国人の宿泊者数は1056万人泊とされています。
平成26年度観光の状況P13参照
http://www.mlit.go.jp/common/001095740.pdf
そして、今後も東京オリンピックなどが開催されることによって、政府は 外国人観光客の招致に力をいれていく方向にあります。つまり、大阪府(一部地域を除く)は国家戦略特区における、旅館業の適用除外の特例を受けることができるので、民泊許可申請をすれば、合法的に民泊ビジネスを行うことが可能になるということで、民泊ビジネスの可能性は多いにあることがわかります。
民泊許可申請を行う際の注意点
民泊ビジネスは主に外国人観光客を対象に行われることが考えられます。
また、民泊ビジネスは一般の部屋を宿泊施設として貸出して行われます。
そうなると、近隣住民としては知らない外国人の人達が出入りすることによって、不安な気持ちになります。そこで、民泊ビジネスを行うには、近隣住民に対して説明する必要があります。また、苦情窓口の設置や滞在者への廃棄物処理方法の説明などもしなければなりません。この説明や苦情窓口などを設置をしっかりしなければならないということは、民泊ビジネスを行うにあたり、おさえておきたい注意点としてあります。
民泊ビジネスを行うにあたり役に立つ英語は?
民泊ビジネスを行うにあたり、外国人滞在者と対面等で本人確認をする必要もでてくるので、英語を話すことができればスムーズに進めていくことができます。また、Airbnbのような民泊仲介サービス、最近では民泊代行業者などの数も増えてきているので、そのようなサービスを利用することで、英語力は最低限でもビジネスを行うことが可能です。
しかし、英語ができるにこしたことはないので、民泊ビジネスで外国人によく質問される英文の例を少し紹介致します。
Do you have free wifi?
無線LAN設備の有無を聞く時に使われます。
Can we smoke? How can we smoke?
喫煙が可能かどうか聞く時に使われます。
How far is your room from the airport and how can we get there?
空港からの道順と所要時間を聞く時に使われます。
など外国人滞在者から聞かれる質問はある程度決まっているので、いくつかの回答を事前に準備しておくと、スムーズに答えることができるようになります。
民泊ビジネスの魅力
ビジネスとしても可能性を秘めているのがこの民泊ビジネスですが、外国人滞在者との異文化交流をすることができることも、大きな魅力の一つになります。もちろん、ビジネスと割り切って、積極的に外国人と交流する義務はありません。しかし、外国人と交流することで普段とは違った発見があります。そのようなことも楽しみながらビジネスができることは、素晴らしい経験になると思います。
まとめ
民泊ビジネスは2016年4月以降に大阪府(一部地域を除く)では許可を取得することで、合法的にビジネスを行うことが可能になります。旅館業の適用除外ではありますが、民泊許可申請には一定の基準、注意点がありますので、法務の専門家である行政書士に相談することをお勧めします。当事務所でも民泊許可申請における手続きのサポートをさせて頂きますので、大阪府で民泊ビジネスをお考えの方は是非一度、綿谷行政書士法務事務所にご相談ください。法務の専門家としてしっかりとサポートさせて頂きます。