現代はネットを使用すれば、有名なキャラクターや音楽を簡単にダウンロードし、使用することができる時代です。しかし、そのような時代だからこそ、不正に使用されることのないように、ルールが定められています。それが著作権です。
著作権とは?
著作権とは、小説、音楽、映画といった芸術作品などの作者や製作者に認められる独占的権利の総称をいいます。
また、著作権は知的財産権の中に位置づけられています。
知的財産権には、特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの権利があります。
この場合は著作権の保護の対象になるの?
1、便利な道具を使って、人々を助けてくれる未来から来たロボットの話
アイディアは著作権として保護はされません。つまり、この内容でアニメを作成しても著作権侵害にはなりません。しかし、このアニメに青色のネコ型ロボットなどが登場するともちろん、著作権侵害になります。
2、お笑いタレントが流行させたギャグ
一言の単語のような言葉は保護されません。
最近流行の、「安心してください」のような一言だけでしたら、著作権として保護はされません。
著作権はいつ発生するの?
著作権は創作すると同時に発生します。無方式主義と呼ばれています。
つまり、アマチュアでも絵を書いた瞬間から著作権が発生します。
また、著作権は創作すると同時に発生するので(特許権などは登録して効果が発生)登録の必要はありませんが、誰が著作権を持っているのかを明らかにするために、文化庁に登録をすることもできます。
行政書士としては、著作権の登録を業務とすることもできます。
著作権を侵害すると
刑事責任を求められた場合
10年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金
法人の場合は3億円以下の罰金
となります。
かなり思い罰則が規定されています。
ちなみに、インターネットで映像や音楽を違法にダウンロードすることも、著作権侵害になるので注意が必要です。
まとめ
インターネットなどで、簡単にダウンロードができてしまう時代だからこそ、著作権についてしっかりと考えていく必要があります。自分自身では侵害しているつもりはない場合でも、実際は著作権を侵害している場合もあります。
そのようなことにならないためにも、しっかりとルールを守って製作者の著作権を守っていく必要があります。