外国人の方が賃貸住宅等の部屋を借りる時に注意すること

2016.10.02

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外国人の方が日本の不動産屋で住居を探す時には、言葉の問題など様々な点で困ってしまうことがあります。

今回は外国人の方が賃貸住宅等の部屋借りる際に注意しておきたいことなどをまとめていきます。

日本で住居となる不動産を探している外国人の方の参考になれば幸いです。

賃貸住宅を借りる時に注意しておきたいこと

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外国人の方が賃貸住宅を借りる時に注意しておきたいことは

日本語でコミュニケーションを取ることが出来る人に同行してもらう

不動産屋で住居の相談をするには、日本語がしっかり話せる人と行くことでスムーズに相談をすることができるようになります。
賃貸借契約書等は日本語で書かれていますので、契約内容もしっかり理解する必要があるので日本語でしっかりとコミュニケーションを取ることが出来る方と行くことをお勧めします。

連帯保証人を探しておく

賃貸住宅を借りる契約をする場合には、連帯保証人が必要になるケースが多くあります。
そのため連帯保証人になってくれる方を確保しておき、連帯保証人の住所や氏名など必要な情報を提供することができるようにしておく必要があります。

身分証を忘れずに持って行くこと

賃貸住宅を借りる場合には、当然自身の身分を証明する必要があります。
そのため、在留カードや旅券(パスポート)等を持参し、自身を証明することができるようにしておかなければなりません。

上記に記載したこと以外にも、注意しておくべきことは沢山ありますが、最も注意しておきたいポイントについてあげてみました。

賃貸住宅を借りる際に必要になる書類について

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賃貸住宅を借りる時には、身分証等の必要な書類が必要になります。

契約する時に必要になる書類

・在留カードやパスポートなどの自身の身分を証明することができる書類
・所得証明書
・留学生の場合は在学証明書
・連帯保証人になる方の所得証明書や印鑑登録証明書

などが必要になってきます。
もちろん、不動産屋によっては他の書類提出も求められることはありますので、指示された書類を提出することになります。

引っ越しする時について

現在契約している賃貸住宅から他の賃貸住宅へ引っ越しするときには、引っ越しするための手続きをしていくことになります。

引っ越しをするときにしておくべきこと

引っ越しする旨の連絡
引っ越しするときは、当然に家主さんや不動産屋に連絡する必要があります。
また、この引っ越しする旨の連絡は、引っ越しの1〜2ヶ月前には連絡しておくことを忘れてはなりません。

電気やガスなどの解約
電気やガス・水道などは忘れずに解約手続きをしておく必要があります。
また、住所地を管轄する各営業所に解約するときに引っ越しの日を連絡しておくことを忘れてはなりません。
そして、引っ越し先となる地域を管轄する営業所にも、引っ越し日を伝えることになります。

市区町村の役場への住民登録の移動
引っ越しをした場合は、転居した日から14日以内住民票の移動の手続きをしなければなりません。

同じ市区町村への引っ越しの場合と、他の市区町村から引っ越しした場合とでは、手続きが異なりますので役所に確認しておくことをお勧めします。

賃貸借契約をする時に気をつけておきたいこと

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不動産屋との相談の結果、良い物件が見つかり賃貸借契約を結ぶ時には、注意しておきたいことがあります。

重要事項の説明を理解すること

不動産の賃貸借契約を結ぶ時には、宅地建物取引士から重要事項の説明を受けなければなりません。
この重要事項の説明は、宅建業法で定められており必ずしなければならないとされています。

例えば
普通賃貸借契約の場合は、契約を更新する時に必要となる更新料の有無や、更新料がある場合にはその金額
契約を結ぶに際して必要となるお金の総額
〜してはいけないといったような禁止事項
契約を解除に関する事項
契約期間
など重要事項の説明を理解して、賃貸借契約を結ぶ必要があります。

賃貸借契約を結ぶ前に確認しておきたい言葉

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外国人の方にとって、不動産屋で賃貸住宅を借りるために、契約を結ぶことについて不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
以下に不動産屋で相談する前に最低限しっておきたい、用語について記載していきます。

敷金

契約した時に賃貸住宅の家主(オーナー)に預けるお金になります。
この敷金は、借りていた住居から引っ越しなどで退去するときに、部屋の清掃・修繕費などに使われることになります。
部屋の清掃・修繕をして余った部分があれば、敷金は返還されます。

礼金

契約した時に賃貸住宅の家主(オーナー)に支払われるお金になります。
この礼金は敷金とは異なり、礼金は返還はしてもらえません

最近では、敷金・保証金を取らない賃貸住宅も多くあります。
敷金を支払う必要がない物件については、退去するときに修繕しなければならない箇所があれば、その時に自身で支払わなければならないこともありますので、契約をする時には確認をしておくことを忘れてはいけません。

共益費

賃貸住宅で住んでいる人達が共通で負担しなければならないお金になります。
共益費は、家賃とは別に毎月支払わなければなりません。

その他、賃貸住宅を借りる場合には、専門用語などもありますので、上述したおとり日本語でしっかりとコミュニケーションを取ることが出来る人と一緒にいくようにしておく必要があります。

転貸借には注意しておくこと

賃貸住宅を借りる契約をして、借りた部屋に住むことになった外国人の方は転貸借を勝手にしないように気をつけなければなりません。

転貸借とは

転貸借とは、一言でまとめると、また貸しをするということです。

例えば、
外国人のAさんが友達である外国人のBさんに、Aさんが借りた賃貸住宅をBさんに貸してしまうというケースです。

日本の法律(民法)では

賃借人(部屋を借りた人)は、賃貸人(家主)の承諾を得なければ、その賃借権を譲り渡し、又は賃借物を転貸することができない。
と規定されています。

つまり、家主から「Bさんに貸してもいいよ。」と言われなければ、Aさんは勝手にBさんに借りた部屋を貸してはいけないということです。

家主からの許可を得ないで勝手に貸してしまった場合は、賃貸借契約取消される可能性がありますので、勝手に他の人に貸さないようにしなければなりません。

まとめ

外国人の方が賃貸住宅などの部屋を借りる時には、日本語や手続きなどで困ることも多くあると思います。

賃貸住宅を借りる時の大切なポイントは、契約内容などが曖昧なまま手続きを進めて契約をしないということです。

疑問点不明点等があればその都度、不動産屋に確認してクリアにしておく必要があります。

また、日本語に不安がある外国人の方は、日本語を確実に理解できる方と一緒に不動産屋に相談に行くことが良い方法だと考えられます。

今回は、外国人の方が賃貸住宅等の部屋を借りる時に、注意しておきたいことについて書いてきました。

今回の記事をご覧頂いた方の参考になれば幸いです。